平日3人会

旅団長、いたるさんと。

■Andean Abyss/2回目/3人/NPFの勝利/360分■

『優しくって、少しばか』。原田宗典の作品だ。最近は嵐の『優しくって少しバカ』の方が有名かもしれない。本自体は読んだことがない。でも、語感が気に入っていてタイトルが頭に残ってる。


『Andean Abyss』みたいに、時間がかかり、頭を使うゲーム。こんなのを日をおかずに遊びたい、なんていうヤツは大バカだ。そして、そういう呼びかけに「いいですよー」なんて応えてくれる人たちは「優しくって、少しばか」だ、たぶん。あ、ごめんなさい。悪く言うつもりはないのよ。


『Andean Abyss』は、もともと4人用のゲームだ。「でも、いつも4人揃うわけじゃないよね」というデザイナーの温情で、1人/2人/3人で遊ぶときの特別ルールもついている。今日は3人なので、一つの陣営(Cartel)を担当するプレイヤーがいない。「そんなときは、このアルゴリズムを使ってね」という、専用のフローチャートが用意されている。
そんなわけで、旅団長(FARC)、いたるさん(Govt)、私(AUC)という担当。Cartelは、NPF(Non-Player's Faction)としてフローチャートの条件に則って動かすことになった。


Govtは序盤から苦しい展開。「Blackhawk」でAir Riftが制限され、「??(何だっけ)」で山岳地帯での掃討作戦が難しくなる。その結果、Govtの影響力が小さい南東部はAUCが、山岳地帯はFARCが、それぞれ拠点を築くことに成功した。拡張志向のCartelは、その隙間を縫って勢力を伸ばすと同時に、精製作業に精を出す。
そして中盤。FARCが勝利条件の基準をクリアした。ほぼ同時にCartelも条件をクリア。Cartelは99以上のリソースを持つ超絶成金になっていた。こうなると、AUCにできることはFARC叩き+Cartel削りしかない。唯一AUCだけに許されている暗殺を可能な限り実行していく。ただ、Cartelを削ってもAUCが勝てるわけではなく、叩く優先順位としてはFARCの基地の方が高い。その方針に基づいて、ガリガリと数ターンがんばってみた。
AUCの努力は奏功して、FARCの基地は初期値に近いところまで削ることができた。同時にAUCの基地を拡張して、勝利条件をクリアする。このまま行けば、勝ち、かな。


そして最後のプロパガンダカードを公開する。手番が残っているのは、FARCとCartel。あ……れ……? この時点で勝利条件をクリアしているのは、AUCとCartel。
FARCは手番の行動を何にしても、自身の勝利条件を満たすことはできない。また、AUCとCartelの両方を叩くことも不可能だ。あー、えーと、そういうことですか。


そして勝利はNPFであるCartelの手に。時にロジカルに、時にランダムに動くNPFは怖い。『Willi』と同じく、人間に勝てる見込みはないのかもしれない。トホホ。


追記)
Volko Ruhnkeさん、『Labyrinth』にもイカしたフローチャート付けてたよね。この人、こういうの考えるのが好きor得意、なのかな。