puppiさんと夜の街で

ようやく体調不良のトンネルを抜けたので、久しぶりの外出。puppiさんと夜の街で4連戦。

■Lords of War/1〜4回目/2人/全勝/1戦あたり45分〜30分■

イギリスのBlack Box Gamesが出しているカードゲーム。各カードは1人のファンタジー系キャラクターを表していて、攻撃力、防御力、攻撃方向が書いてある。各プレイヤーのカードは「デッキ」になってて、ここから6枚を手札として持つ。自分の手番には、カードを1枚ずつボード(グリッドが描いてある)に出して攻撃力と防御力を比較してお互いの損害を確認、負けた方のカードはボードから取り除く。相手のカードを20枚除去するか、特定のカードを4枚除去すれば勝ち。……と、まぁ、『Mage Wars』とか『Summoner Wars』とか、そういう感じのゲームだ。


このゲームの特徴は、ボード上に置いたカードを移動できないこと。手番で置いたところに、そのキャラクターはずっと居続ける(周りの敵を駆逐してしまって孤立した自軍カードは後から手札に回収できる)。このことによって、手番で出すカードを選ぶ時に悩む要素は減った。その瞬間に意味のある場所とキャラの組み合わせを考えることだけに集中できる。もちろん、ある程度の“陣形”を組んで相手にプレッシャーをかけることもできるし、強力な敵のキャラを“拘束”もできるので、深みがないわけでもない。
もう一つの特徴は、カードごとの特殊能力が一切ないこと。そのため、テンポ良くゲームが進められる。基本ルールは口頭説明で5分もあれば終わるので、初めてでも長くて1時間見ておけば、ゲームを終えられる。2回目からは慣れてきて“作戦”や“戦術”を考えられるようになり、それでも30分程度で終わるはずだ。


現在販売されているカードデッキは4種類。1パックに2種類ずつの構築済みデッキが入っている。今日はpuppiさんと二人で全4種類のデッキをお互いに担当しあい、4戦してみた。結果は全勝(ニッコリ)。こういうときの決めゼリフ「いやー、ウォーゲーマー出身ですから」。とはいえ、4戦とも割と僅差の戦いだった。最多の枚数差を付けた戦いでも3枚だったから、一方が圧勝して終わる可能性はなさそう。「1枚置いて、相手の1枚を除去」という仕組みだからだろう。「1枚置いて、相手の2枚を除去する」、「相手に置かれても、除去されないようにする」という手番を増やすかが勝ち方のコツだと感じた。


今日使ってみた各デッキについて、簡単に感想を。
・Orc:猪突猛進型のパワーファイター集団。飛び道具は弱く、背後からの攻撃にも弱い。
・Dwarf:重厚なファイター集団。背後からの攻撃、弩弓による攻撃など、意外に攻撃方法の幅は広い。
・Elf:機動力の高い軽戦士タイプ。防御は弱く、捕まるとアウト。攻撃方向の多さで相手を翻弄したい。
・Lizardman:いわゆるニンジャ? 相打ち狙いで盤上に拠点を作らせないのが戦い方の基本か。


パッと出して、サッと遊べて、考えどころもあって。2枚目に落として5枚目を通すクロス気味のショートフック(謎)。今日の体調にちょうどよかったかも。ともあれ、とっても楽しい、そして面白い対戦だった。また誘って下さいー>puppiさん。


★評価:あの朝食べた中華粥