【035】人生ゲーム(The Game of Life)


・作者:ルーベン・クラマー(Reuben Klamer)
・対応人数:2〜6人
・実プレイ時間:60分
・プレイ回数:記録なし(50回以上は遊んでる)

■誰でも知ってる!? ボードゲームの代表作

ボードゲームが好きです」と言うと、「ああ、『人生ゲーム』とか?」という答えが返ってくることがよくある。日本ではそのくらい広く浸透している認知度の高いボードゲームだ。初めて遊んだボードゲームがコレ、という人も多いことだろう。

■すべてのマスが特殊効果を持つレースゲーム■

『人生ゲーム』は、ほぼすべてのマスに特殊効果があるレースゲームだ。グニャグニャと曲がったり途中で分岐のあるコースが、たくさんのマスに分割してある。プレイヤーはコース上に自分の駒を置き、ボードにあるルーレットで出た目だけ進め、ゴールを目指す。
このゲームの最終的な勝利条件は「もっとも多くの資金を持っていること」だ。一定のマス目を進むごとにもらえる“給料”や、止まったマスの効果でお金を貯めていく。もちろん、お金が増えるばかりではない。マスの指定によって手持ちの現金がなくなることも。
この他に「結婚と出産」「株式投資や保険」などのルールを加えて、ゲームが構成されている。

■面白い、よりも、楽しい■

『人生ゲーム』は、自分の頭を使って最善策を考える「面白さ」よりも、状況の変化にワクワク・ドキドキする「楽しさ」が勝るゲームだ。ルーレットを回して駒を進めるたびに何かが起こる。その結果を見て意外性や「してやったり感」を楽しむのがいい。
1960年に登場した初版のルールでは物足りない、という人のために、さまざまなルールを追加したバージョンが出ている。企業買収をテーマにした『M&A』など、だ。興味があれば、いろいろなバージョンを遊んでみるのもいいだろう。