刃物の手入れ

料理をしていたら、包丁の切れ味が悪くて手を切りそうになった。これではいかん、と、包丁を研ぐ。
砥石と包丁の両方を水に漬け、30分ほど待つ。包丁の刃と砥石が一定の角度になるように保ちながら、片面を15回ほど研いで切れ味を取り戻す。その次は裏側を7回。さらに表に返して4回、裏2回……。こうやってエッジを立てつつ、バリを取っていく。最後は左手親指の爪を滑らせてみて、きちんと研げているかどうかを確認だ。
最初の準備から終わるまで1時間ほど。面倒なことを考えず、忘我の状態になることができる。やっぱり、刃物研ぎはいつやっても面白い。