自宅ゲーム会(1日目:初期株式ラウンド終了まで)

 Private Companyの分配(?)が終わると、初期株式ラウンドが始まる。手順自体は「1830」と同じ、お馴染みのもの。ただ、各プレイヤーの初期資産が多い(今回は、一人当たり1,800ドル!)ので、一気に多数のPublic Companyが設立されていくことになる。

 優先購入権(Priority)を持つmoonさんから、初期株式ラウンドが始まった。地図上で有利な地形を探し、目的地を確認し、手持ち資産を確認し、電卓で残り購入可能株数を計算し……と、みんな大忙し。手持ち資産にかなりの余裕がある上、持ち株制限に限定がない(総計で48枚だが、1社の株券を100%独占で持っても良い)ので、考えることは非常に多い。あーでもない、こーでもないと検討しながら、各自が株券を購入していく。

 初手でmoonさんが購入したのは、Chesapeake & Ohio(C&O)の社長株(PARは100ドル)。本拠地と目的地が近く、序盤の収益は高そうだ。続くヴァイスさんはPrivate Companyでの特権を活かしてBaltimore and Ohio(B&O)をフローティングさせる動きに出る。こちらは、走る路線が多く、序盤から中盤まで安定した収益を生み出す。
 C&O、B&Oと「1830」でお馴染みのPublic Companyが設立されそう。それなら私は……というわけで、まったくなじみのないAtlantic Coast Line(ACL)をPAR100ドルで。ゲームの展開が見えないので、序盤収益が高くなりそうな場所にしてみた。
 四番手のatogさんは、Canadian Pacific(CP)。本拠地であるMontrealから目的地Vancouverまでの距離は非常に遠い。ただ、カナダ国内は線路敷設ボーナスがある。初手で設立するのはありかもしれない。ちなみに、PARは68ドル。

 こうして各自の思惑が交錯しながら、一気に11社がフローティングした。初期株式ラウンド終了時に設立していた会社は、以下の通りだ(カッコ内は略称、PARの順)

<moonさんが社長のPublic Company>
・C&O(100)、Pennsylvania(PRR、68)、Chicago & NorthWestern(塩、68)

<ヴァイスさんが社長のPublic Company>
B&O(100)、Norfolk & Western(ノーフォーク、68)、Illinois Central(イリノイ、68)

<pmnjが社長のPublic Company>
Southern(SR、100)、ACL(100)

<atogさんが社長のPublic Company>
Erie(Erie、68)、CP(68)、New York Central(NYC、68)

 PARを高くしたかったので、私は2社しか設立しなかった。残った資金で、ヴァイスさんのイリノイと、atogさんのCPの株券も購入。序盤の収益が高そうなCP、将来的に路線協調できそうなイリノイを抑えていくことにした。他には“相乗り”はまったく起こっていない。

 初期株式ラウンドが終わった時点で15時00分。ルール説明開始から210分、ゲーム開始からでも105分。ようやく、最初の線路タイルをマップ上に置けるようになった。ふぅ。