気持ちの悪い表現
ゲームのルールを読むと、受動態/受け身の表現が多いことに気づく。たとえば、
- ゲームで使う地図盤には○○地方の地形が「描かれています」
- 損害を受けたユニットは、地図盤から「除去されます」
といったもの。確かに、英語ルールの多くでは受動態/受け身で記載してある。ただ、これを直訳して日本語化してあるルールは、何となく気持ち悪く感じてしまう。
国内のメーカーや出版社が作ったゲームでも、こういう表現に出会うことが多い。受動態/受け身って、多用することがフツーなんだろうか。
私自身の感覚では、なんだか変な感じがするんだよね。ゲームのルールって、作り手側が書くもので、受動態/受け身で表現されると「他人事」の感覚で話されているような感じがするのだ。前述した例を
- ゲームで使う地図盤には○○地方の地形を「描いています」
- 損害を受けたユニットは、地図盤から「除去します(or 除去して下さい)」
では、ダメなのかしらん? そっちの方が、すっきりと納得できるんだよなぁ。
あ、ついでにもう一つ。ゲームのルールって「○○することができる」っていう表現が多い気がする。「△△すると、金貨を手に入れることができます」とか、「相手ターンの終了時まで保持すると、ヘクスの支配権を確定することができます」とか。これもなんだかスッキリしない感じ。「○○できる」じゃ、ダメなのかなぁ。
こういう感覚を持つ私自身が、ヘンなのかも。