完全日本語版

複数のメーカーから、ボードゲームの日本語版が発売されるようになった。いいことだ。
英語やドイツ語などで書いてあるルールは読みづらく、日本語で書いてあった方がいい。地名の表記なんかも、日本語のカタカナで書いてある方がわかりやすいこともある。遊びやすさを高める、という点で、私はゲームの日本語化は歓迎している。


一方で、ボードゲームを買うペースはかなり落ちた。海外のゲーム情報Webサイト(たとえばBoardGameGeek)や日本のWebサイト(たとえばTable Games in the World)で見かけたゲームを「お、これ面白そう」とチェックして個人輸入するということが減っている。
面白そうなゲームを見かけても「ちょっと待つと、○△社が日本語版作るかもな」と思って保留にし、そのままズルズルと時間が経過して、そのゲームへの興味がなくなってしまう、ということの繰り返しだ。最近だと『7 Wonders』や『クォーリアーズ』がそんなパターンの典型だった。完全日本語版が出てから何度か遊ばせてもらったけれど、前に『Through the Ages』や『Agricola』を探し出して輸入し、遊んでいた時のような気分の盛り上がりはなかった。


ボードゲーム自体に飽きてきているのかもしれない。「人が遊んでいないゲームを遊んでいる自分が好き」という根拠のない優越感や満足感が満たされなく感じているのかもしれない。


なんだか結論らしいこともないまま終える。
所詮はただの趣味の一つだし、大上段に構えてモノを言うほど若くもないし。