平日ゲーム会

お題が変わり、人も替わり。Shirohineさん、いたるさん、旅団長と。

■Andean Abyss/1回目/4人/途中終了/240分■

コロンビアを舞台にした勢力拡張と闘争のゲーム。バタバタと決まった開催とお題決めだったので、旅団長にはルール訳の手間をかけさせてしまった。いつもすみませんです。。。


このゲーム、全部で4つの陣営が登場する。プレイヤーは1つの陣営を担当して、アレコレとやりながら勝利を目指す。で、だ。このゲームのスゴイところは、陣営ごとにできることも勝利条件も違うこと。また、全部の陣営がそれぞれ敵対しているけど、場合によっては協調が必要なこともある。交渉力も必要だ。うひゃー。
でも、ゲームの仕組みはすっごくわかりやすい。CDSだけど手札はなく、全員で共通のカードデッキから1枚オープンしてそれを使っていくだけ。あとは陣営ごとに4つ+3つ用意してある「行動/特殊効果」を使える、というだけだ。各自が持つPlayer Aid Sheetを見れば、だいたいのところはわかる。
それとこの仕組み、待ち時間が少なめなのは美点。手札を見て「うーん」、出したカードの効果を「ちょっとそれ見せて」とみんなで確認、その上で手札を見て「うーん」……なんていう時間はない。
同じ作者(Volko Ruhnkeさん)が作った『Labyrinth』と似てるなぁ。こういうの、大好きだ。


さて、ゲーム。開始前にランダムで担当する陣営を決めたところ、政府(旅団長)、FARC(Shirohineさん)、AUC(いたるさん)、Cartel(私)となった。Cartelの勝利条件は、10基地の建設+40リソース(資産/資金)の確保。できる行動は集結/展開/攻撃/テロ+栽培/精製/買収。リソースは潤沢に稼げそうだけど、手下になるゲリラの数が少ないため、戦力としては弱い。でも、基地はゲリラがいないと作れず、おまけに1地域あたりに作れる基地数には制限があるから、必然的に広く薄く展開することになる。すると、攻撃されたくないから、戦力の多い政府やFARCにリソースを譲渡して、「えへへ、これで見逃して頂くと言うことで、ひとつ」と目こぼししてもらうなど、うまく立ち回らなくちゃいけない感じ。
でも、初プレイのゲームでこういう立場は難しいんだよね。ゲームがどんな展開になるかわからないから、交渉が成立しづらいから。だってさ、「この交渉が成立すると、どのくらい有利になり、それが終了時までにどんな影響を及ぼすのか」なんて、初見で分かる人、少ないでしょ。というわけで、今回は交渉ほとんどなし。静かに、地味に動くようにしてみた。


展開としては、最初から最後まで政府 vs. FARCの戦い、といった感じで進む。弱小AUCは捨て置かれて蚊帳の外。Cartelは、というと、途中で一瞬だけ勝利条件を満たしたけど、そこから政府の枯葉剤散布攻撃を受けて沈没。FARCも勝利条件を満たした瞬間はあったけど、そこからみんなにフルボッコされて沈んだ。
初のゲームなのでセットアップの不手際などもあり、240分で時間切れ終了。3枚目のプロパガンダカードが出るまで、あと少し、というところだった。


やってみて思ったこと。

  • 勝利条件の達成、どの陣営も割と難しくはなさそう。
  • 常にトップが入れ替わって、それを叩き合っていくゲーム、という感じ。
  • 実は、いちばん勝ちやすいのはAUCじゃないか、という。
  • 為す術なく、負けるパターンもあるな。
  • Cartelは楽しい。ちょー楽しい。


私としては、『Labyrinth』以来の超ストライクゾーン、という感じのゲームだった。すげー時間かかる(たぶん6時間は必要)けど、できることなら何度でも遊んでみたい。
あ、そうそう。このゲームはCOINシリーズっていうのの一作目で、次はキューバ、その次はアフガンが舞台になるとのこと。


■ScrumBrawl/2回目/3人/3位/60分■

誰だよ、こんなのやろうなんて言ったのは! 「オレもコレ、好き」なんて言ったのは! ひどいよ、これ。遊べば遊ぶほど、ほしくなっちゃうよ! もうやだ。