週末3人ゲーム会

一味さん、いたるさんと。初めての組み合わせ。

■MARIA/3回目/3人/敗戦/270分■

昨年ふうかさんに遊ばせてもらって、一発で気に入ったゲーム。今回は上級ルールを入れての挑戦。一味さんがオーストリア、いたるさんがプロイセン+国事軍、私がフランスを担当した。
上級ルールになると、各ターンの最初に「政局フェイズ」を実行する。手札の戦術カードを使って競りを行い、政局カードを使う/破棄する権利を取り合う。政局カードの効果は、手札や兵力を増やしたり、国の同盟関係を変更したり、といったもの。数値自体は小さいけれど、戦局に与える影響は実に大きい。
フランスは初期手札が少ないので、最初の政局フェイズを有効に活用できるかは運しだい。今回は順当にダメ。まぁ、そんなもんさと気持ちを切りかえて、軍事的な勝利を目指すことにする。


序盤はフランス本国の安全を確保すべく、主力部隊を北上させてオーストリア軍を叩いていく。さらに一部の部隊を西方へ移動。早めに選帝侯が納める都市を確保して1勝利点を獲得するとともに、2年目の選挙で優位に立ちたい、という考えから。ところが、弱小と見くびっていたオーストリアの派遣部隊に、こちらの主力が手痛いダメージを食らってしまう。あわわ。侵攻するどころか、守るのにも兵を欠く状態になってしまった。。。
一方、オーストリア本国への侵攻は順調に進む。バイエルンと協働し、いくつかの都市を手に入れることに成功した。でも、こちらでは戦闘は起こさず、にらみあい。
冬季ターンに兵力を充分補充して(20戦力ポイント=5戦力)、翌年へ。


2年目はフランス本国が危機に陥る。兵力は充分あっても部隊数が少ないため、オーストリア+国事軍の波状攻撃を防ぎきれない。前進防御するのは厳しいので、本国の奥深くまで引いて守ることにした。長征するには、補給線の確保が難しいはず。それでも押してきたら、背後から奇襲をかければいい。ま、そんな見え見えの誘いには乗ってこなかったのだが。。。
オーストリア本国への侵攻は順調。戦闘は起きず、部隊の損害もない。これは、プロイセンの圧力が非常に強かったことが理由。本国に残っている部隊で両国を相手にするのは厳しいため、オーストリアは戦略的な撤退を繰り返して防衛ラインを短くしている。跳梁するフザールの存在がやっかいなので、フランス、プロイセン、サクソンも一定ライン以上は攻め込めない。勝利条件の一歩手前で、膠着状態になった。


運命の3年目。どの国も勝利条件を満たそうと動き出す。この年の3ターン目(ゲームの9ターン目)の開始時、プロイセンは勝利まであと2点。オーストリアはあと2点。そして、先手を取れるフランスも、あと2点。私の手番中に決めることができれば勝てるが、そこを逃すとプロイセンが勝つ、というのが確実な状況だった。
2点。確実に支配できる都市が1箇所あり、そこは確定。問題はあと1点。オーストリアの防衛ラインに、1つだけ弱い部分がある。そこを叩いて3兵力以上の損害を与えれば1点。あるいは、そこの部隊を退却させれば1点。ところが、だ。その部隊が籠もる位置が非常に悪い。該当のスートが手札にほとんどなく(23枚の手札中、2枚しかない:トホホ)、攻撃が成功する可能性は低い。うーん。
お二人を待たせてさんざん迷った末、「このターンでは終わらない」という考えで攻撃を断念。勝利まであと1点という状況でプロイセンに手番を回す。


……見通しが甘かった。プロイセンは順調に2点を獲得し、サドンデス勝利の条件を満たす。
決めるべきところで決めきれず、敗戦。クヤシー。

■Legacy:Time of Gears/初プレイ/3人/最下位/120分■

いたるさんプレゼンツの新作。プレイヤーは時間遡行者になって、歴史上の「技術(Technology)」の権利を主張する。自分が「発見」した技術の分だけ得点を獲得して……っていう仕組み。ボードはあるけど、基本はカードで遊ぶ。
うわ、面白そう。で、それほど難しくなさそう。ということで始めた疲れた頭をほぐすための“整理運動”のはずが……3人で2時間超。すごく面白いんだけど、『MARIA』より一手の重要性が高くて大疲労

■ラブレター(Loveletter)/19回目/3人/勝利/30分■

うん、これぞ正しい“整理運動”である。