Lightning:D-Dayのルール

同じシリーズでも、先日遊んだ「North Africa」とはだいぶ違う作り。シリーズの序盤に作られたからだろうか、英文ルールはA4の用紙1枚。表にルール、裏に配置図。シンプルな構成で読みやすいものの、細部まできちんと書いていない印象を受けた。以下は、ルールの大まかなまとめ。自分用のメモとして。

  • 勝利条件:5つある「Beach Card」の奪い合い。4枚以上確保すれば連合軍の、2枚以下ならドイツ軍の勝ち。
  • カード:戦闘部隊を表す「Force Card」、作戦や戦術やイベントを表す「Action Card」がある。
  • デッキ:連合軍、ドイツ軍共に、自軍専用のAction Cardデッキを持つ。
  • ターン:5ターンでゲーム終了。各ターンはドイツ軍行動→連合軍行動→両軍手札補充という構成。
  • 戦闘方法:各Beachごとに配置した両軍Force Cardの間で戦闘を行う。Force Cardに書いてある数値を比較し、攻撃側の数値が大きければ攻撃成功。防御側のForce Cardを1枚除去できる。数値が同数以下なら防御側の勝利。何も起こらない(攻撃側のForce Cardは除去しない)。戦闘解決時に、両軍ともAction Cardを使用できる。
  • 活性化:各Beachごとに、戦闘に使用できるForce Cardは決まっている。たとえばOmahaなら、連合軍4、ドイツ軍3。すべてのForce Cardは、ゲーム開始時は「inactive(裏返し)」。この状態では、どの戦力が使えるかわからない。手番中に1枚のカードを「Active(表に)」状態にすることにより、その部隊を使用できるようになる。連合軍の上陸、ドイツ軍の管区内移動を表すルールのようだ。

だいたい、こんなところ。「どの部隊が活性化するか、わからない」という情報の不確定性を加味した、数値比較ゲームという感じ。Action Cardによる意外性はあるものの、North Africaほどの戦略性は感じにくい作りのような気がする。


ただ、すべてはルールを読んだ時点での話。実際に遊んでみれば、隠れた面白さや駆け引きの妙味が味わえるかもしれない。Q&Aを読んでルールの疑問点を明確化し、各カードの特殊効果を日本語化して、早く遊んでみたいものだ。